皆さま、こんにちは。今期で2期目となりました、沖縄県内科医会会長の宮城政剛(みやぎ まさたけ)です。
会長として最初の2年間は、振り返るとあっという間でした。この2年間を経て実感したのは、会長職の業務の多さです。
毎月の理事会の式次第の作成、県医師会からの依頼や各種団体からの担当医師の推薦依頼、勉強会企画、会長として他会議への参加など、
これまでの会長も大変だったのだと改めて感じております。また、毎月開催している理事会でもテーマに挙がっていた「内科医会ニュースの発刊」も準備が始まり、胸をなで下ろしております。
さて、2020年から沖縄でも本格的に広がった新型コロナ感染症は、一時の流行期や感染力の強かった時期を経て、現在は落ち着いた感があります。
しかし、各マスコミの報道や診療現場の実感として沖縄県内での感染者数は他府県と比べて飛び抜けて多くなっています。
新型コロナ感染症は、2023年(令和5年)5月に2類相当から5類感染症に分類されましたが、感染力の弱い高齢者、免疫力の低下されている患者様では重症となる可能性があります。
新型コロナ感染症に感染すれば5日間の隔離を強いられます。そのため、各医療機関での感染症外来は2類の頃の体制、もしくは、それに準じた体制で診療を行わなければなりません。
クリニックの場合、医師が1人から数人であることが多く、余程の専門性を持っていない限りはいろいろな疾患を診なくてはなりません。当院の外来では消化器中心に、
内科を総合的に診療する体制をとっています。内視鏡室と超音波室が2階に、診察室と処置室が1階にあり、感染症外来は診察室の前後に位置する院外の駐車場で対応しています。
2階での検査を終えて診察室に戻るや否や、院外に設置した感染症外来へ移動して診療・抗原定性検査を行い、また通常診療に戻ります。
その後、感染症外来で判定をしてから説明しています。発熱患者が多くなると診療終了後には十二分な充実感を感じることになります。
しかし、診療体制を全体で考えていかなければ、新型コロナ感染症が一部の医療機関に集中してしまい、医療機関が疲弊してしまう可能性があります。
県民・市民への感染外来施行医療機関の案内、できるだけ多くの医療機関で発熱患者を診ていきながら感染症問題に取り組むのは沖縄県全体での課題でもあります。
これは、県医師会でもたびたび議論になっていますが、内科医会としても今後も協力していきたいと思っておりますので、皆様のご鞭撻よろしくお願い申し上げます。
最後に、感染症外来をしながら感じたことがあるのでご紹介したいと思います。
“ただ見ればなんの苦もなき熱外来、手足暇なきわが想いかな”
沖縄県内科医会 会長 宮城 政剛
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